「桃歌」
平成24年1月8日(日)午前8時9分
桃歌は旅立ちました。
「さよなら」も言わず、
走って走って走り去って行きました。
まだ十四歳。
何の前触れもなく日常から桃歌だけが
いなくなりました。
平成9年2月10日(月)
香川県観音寺市生まれ。
お腹にいる頃から“ももちゃん”と呼んでいました。
私が“ももちゃん”と呼びたかった
明るく楽しく歌っているような可愛い子になって欲しいと
願いを込めて
“桃歌”と名付けました。
特技 剣道二段
全国中学総体出場
趣味 ヒップホップダンス
ダンス歴10年
将来の夢 競輪選手
「ダンス・剣道・自転車競技・トレーニング 」
受験生だったから
3月の発表会に向けての練習、塾との時間帯を考えて
ダンスの先生に相談して工夫してた。
桃歌がいなくなって先生からお聞きしました!
遅れた分は友人に教えてもらう事になっていたのも
桃歌がいなくなって友人から教えてもらった…
剣道ではチームの人数が足りないので
チームの為に1月3日(火)の試合も出場。
最後の試合だった…
トレーニング、大好きだった。
自転車でバンク走るの大好きだった。
河川敷や山にも走りに連れて行ってもらい
そして夢をもらった。
もっともっともっと走りたかったはず…
踊る事が好きだった。
みんなと踊る事が大好きだった。
家でもよく練習してたよね 。
楽しそうに踊っている姿…
桃歌の笑顔…
見てて幸せだった。
もちろん今年の3月も出る予定だった 。
レッスンから帰って
「今日はここまでやったんよ!見よって! 」
家に入る前に私に踊って見せてくれた。
ダンス 10年間続けてきた・・・・・・
「一期一会」
桃歌がいなくなって、真剣に考えるようになった。
私が一番悔いが残る、桃歌との最後の夜。
だけど、もう二度とあの日の夜には戻れない。
「明日なんてないのかもしれない」
なんて考えた事はなかった。
「明日… 」
何気に暮らしてきた…
本当はもう二度とない今日なのに。
明日はないのかも…
そう考えると、今日を真剣に暮らしたい。
「また明日ね…」っ
て別れてももう会えないかも。
後悔しないように大切に接したい。
「いなくなって私に教えてくれた。 桃歌…」
今この瞬間、二度と来ないこの瞬間
振り返ってみた時に思い出せるように
後悔の気持ちではなく思い出せるように…
桃歌が教えてくれた事…
あの子は14年間11カ月
精一杯
生きてきたんだろう…
いなくなってそう思う。
「ももちゃん!」
ももちゃんは幸せだった?
ひいばあさんに会えた?
淋しい思いしてない?
じゅんちゃんは心配です。
14年11ヶ月
お腹にいるときからだから約15年半
私をお母さんにならせてくれてありがとう。
ももちゃん、
きっとすぐ会える
その時はもう少しいい母親になるよ。
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